他社はどうしてる ? 「働き方改革事例集」に学ぶ具体的取り組み
労務


政府主導の働き方改革が実現に向けた動きをみせる中、各企業においてもいよいよ具体的な取り組みを検討する段階に入ってきています。

とはいえ、これまでに前例のない働き方改革への挑戦に、経営陣が「何をしたら良いか」と頭を悩ませる場面は少なくないでしょう。


経団連より「働き方改革事例集」が公開されました


このたび、日本経済団体連合(経団連)より、働き方改革強化への取り組みとして、企業における働き方改革の事例がまとめられ、公開されました。
大手企業の取り組み例が中心となりますが、中小企業においても参考になる部分があるのではないでしょうか ?

参考 : 経団連「働き方改革事例集」

経団連では、2016年度を「働き方改革集中取組年」と位置付け、さらに2017年度を「働き方改革CHALLENGE2017」の採択年とし、政府と連動して働き方改革への取り組み強化を目指しています。


働き方改革は“内容”以前に“意識改革”が重要


公開された事例集では、働き方改革に向けた15社の事例がまとめられています。
冒頭に施策と目的が掲げられ、詳細を読み進めていく形式となっており、各社の取り組みがスムーズに頭に入ってきます。

主な取り組みは「長時間労働の是正」「休暇の取得促進」に向けたものですが、いずれの企業においても根底にしっかり「労使の意識改革」を置いている点に特徴があると感じられます。
これまで当たり前だった働き方を一新するためには、従業員の意識の変化、新しい企業風土作りが不可欠であり、まずは根本を変えることこそが働き方改革の第一歩であると言えます。労使の意識改革なくして、様々な施策が根付くことはないでしょう。

下記は、事例集において、意識改革に向けた具体的な取り組みとして挙げられる一例です。

◇ 社長メッセージと目標の全社員周知による意識改革(大成建設)

◇ 年次有給休暇に対する従業員の意識を変えていく取り組みを推進(株式会社岩田屋三越)

◇ 「お互い様」の企業風土作り(株式会社クレディセゾン)


働き方改革を検討する際には、まず労使の意識改革を推進する様な施策を盛り込むようにすると良いと思います。


働き方改革事例集を参考に、御社に合った取り組みを検討すべし


その他、各社の働き方改革事例については下記よりご確認いただけます。

参考 : 経団連「働き方改革事例集」

働き方改革の第一歩は、「現状把握」にあります。御社における働き方の何が問題なのか、どのような形を目指すのが良いのかを知り、その上で解決のための施策を具体的に検討する必要があります。
どのような取り組みを進めるにしても、もちろん労働者側と会社側双方の「意識作り」が必須となりますので、この点についても労使が前向きに取り組める工夫を凝らすことが重要です。

働き方改革を推進する上では、決まりきった“正解”はありません。他社の事例を参考に、オリジナルの取り組みを考えていきましょう。


まとめ


中小企業においては、働き方改革に向けた一歩を踏み出せていないところもまだまだ多いのではないでしょうか ?
事業主様の中には「働き方改革なんて大企業が取り組むこと」とお考えの方もいらっしゃいますが、働き方改革の実践により期待される業務効率化や生産性の向上は、少数精鋭の中小企業にこそ求められる要素です。

“関係のないこと”と切り捨てず、なるべく前向きな姿勢で検討されることが望まれます。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
参照 : SHARES 社会保険労務士 丸山博美のページ

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