【キャリアアップ助成金】コースの違いを徹底解説!

キャリアアップ助成金は、有期雇用労働者、短期雇用労働者、派遣労働者といった非正規雇用の労働者に対して、企業内でキャリアアップの促進や待遇を改善した企業が受給することができる助成金です。

目次


概要
各コースの支援領域
各コースの特徴・注意点

概要


キャリアアップ助成金は、労働者のキャリアアップの促進や待遇改善、労働環境の改善などを行うことを支援することで、労働者の意欲・能力の向上を促し、事業の生産性を高め、優秀な人材を確保することを目的とした制度です。キャリアアップ助成金は6つのコースに分けられており、それぞれ受給要件、支給額、受給手続きが異なります。

1. 正規雇用等転換コース
非正規雇用労働者を正規雇用した事業主に対して支給されます。

2. 人材育成コース
非正規雇用労働者の育成のために、職業訓練を行った事業主に対して支給されます。

3. 処遇改善コース
非正規雇用労働者の賃金テーブルの改善を行った事業主に対して支給されます。

4. 健康管理コース
非正規雇用労働者に対して、法定外の健康診断制度を実施した事業主に対して支給されます。

5. 多様な正社員コース
非正規雇用労働者に対して、勤務地限定正社員・職務限定正社員または短時間正社員への転換を行った事業主に対して支給されます。

6. 短時間労働者の週所定労働時間延長コース
週所定労働時間が25時間未満の非正規雇用労働者について、労働時間を30時間以上に延長することで、社会保険適用を受けることができるように労働条件を確保した事業主に対して支給されます。

キャリアアップ助成金を「キャリアアップの促進」、「待遇改善」、「労働環境の改善」の3つに分割すると、以下のようになります。
支援項目 コース
キャリアアップの促進 1. 正規雇用等転換コース、2. 人材育成コース
待遇改善 3. 処遇改善コース、4. 健康管理コース
労働環境の改善 5. 多様な正社員コース、6. 短時間労働者の週所定労働時間延長コース

各コースの支援領域



コース非正規雇用労働者に対しての支援
1. 正規雇用等転換コース正規雇用等への転換
2. 人材育成コース職業訓練による育成
3. 処遇改善コース賃金テーブルの改善
4. 健康管理コース健康診断の実施
5. 多様な正社員コースワーク・ライフ・バランスの実現
6. 短時間労働者の週所定労働時間延長コース社会保険適用条件の確保

各コースの特徴・注意点


1. 正規雇用等転換コース
正規雇用等転換コースは、現在雇用している非正規雇用の労働者を、正規雇用に転換しようと考えている事業主の方におすすめのキャリアアップ助成金です。
正規雇用は、労働者に給与以上の労働提供をも厭わないという会社に対する帰属感を生まれさせることができます。また、パートやアルバイトとして雇った優秀な人材を、確保・定着させることも可能となります。正規雇用により雇用が安定すると、技術の継承がしやすくなり会社の長期経営、安定経営にもつながるという企業全体のメリットにつながります。

2. 人材育成コース
人材育成コースは、今後の企業の成長のために非正規雇用労働者の育成を行おうと考えている事業主の方におすすめのキャリアアップ助成金です。
人材育成の重要性は、単なる個人の知識やスキルの習得だけではありません。人材は企業の競争力に繋がる生産性の向上に大きくかかわり、企業の将来を左右する非常に重要な要素です。
※注意点
職業訓練系の助成金は、キャリアアップ助成金(人材育成コース)の他にキャリア形成助成金にも存在するため、混同されるケースが多いです。違いとしては、キャリアアップ助成金は「非正規雇用」の労働者に対して、キャリア形成助成金は「正規雇用」の労働者に対して、職業訓練を行った際に受給できる助成金です。

3. 処遇改善コース
非正規雇用労働者のモチベーションを高めるために、賃金テーブルの改善を考えている事業主の方におすすめのキャリアアップ助成金です。
賃金は労働者のモチベーションを大きく左右する要因のひとつであり、賃金の改善は業務効率の向上、労働者の定着などに繋がります。労働者の定着はノウハウの継承がしやすく、会社の長期経営、安定経営につながります。

4. 健康管理コース
健康管理コースは、労働者の健康問題によるリスクを避けるために、健康診断を非正規雇用労働者に対しても行うことを考えている事業主におすすめのキャリアアップ助成金です。
非正規雇用の労働者は、本来健康診断が義務付けられていません。しかし、労働者の健康問題は企業にとって非常に重要な問題です。労働者が病気になり長期の療養が必要となった際は、業務のスケジュールに大きな影響が出てしまいます。このようなリスクを避けるために健康診断を、非正規雇用の労働者に対しても行うことが好ましいとされています。
※注意点
一度導入すると、今後毎年健康診断を行う必要があります。しかし、助成金が支給されるのは一回限りです。

5. 多様な正社員コース
多様な正社員コースは、優秀な人材の確保や多様な人材の活用、人材の定着をするために、非正規雇用労働者を多様な正社員に転換することを考えている事業主の方におすすめのキャリアアップ助成金です。
優秀な人材や資格のいる職務を行うことができる人材の確保は、企業にとって非常に有益なことです。限定正社員は、勤務地・労働時間等が限定されるが優秀であり、確保・定着が比較的容易であるため注目を集めています。優秀な人材の確保・定着は、企業の成長を促すとともに、ノウハウの継承により周囲の社員に仕事効率の上昇を促します。

6. 短時間労働者の週所定労働時間延長コース
短時間労働者の週所定労働時間延長コースは、短時間勤務のパートやアルバイトとして半年以上働いていた労働者を、週30時間以上の労働時間に延長しようと考えている、事業主の方におすすめのキャリアアップ助成金です。
ベンチャー・中小企業にとっては、パートやアルバイトといった短時間労働者も重要な戦力となります。そういった労働者に対して、社会保険適用のための労働環境を提供することは、労働者のモチベーションの維持に繋がります。社会保険に加入することで、労働者の老後と生活の安定が保障されるからです。これにより企業は、モチベーションの高い労働者を長時間雇用することができ、助成金を受給することもできるのです。

まとめ


キャリアアップ助成金は受給要件が細かく複雑です。また、法改正などにより頻繁に変わることがあり、受給するまでに様々な手続きが必要で、多くの時間と労力が必要となります。業務が忙しいという方は、専門家へ依頼されることをお勧めします。

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