御社が“ブラックバイト”かも?!今一度チェックしたい、『高校生等のアルバイトの労働条件に関する自主点検表』


“ブラックバイト”というキーワードをご存じでしょうか?

ブラックバイトとは、主に学生アルバイトに対し長時間労働を強いたり、労働に対する適切な賃金を支払わなかったりという、文字通りブラックな働き方を指しますが、最近になってこうした被害報告がずいぶん目立つようになってきました。

学生アルバイトに無茶な働き方をさせる、適切な労働条件を提示しない等の事例は、実は昔からありました。私自身も、学生時代には研修名目で最低賃金を大きく下回る額しか支給されないことがありましたし、いくつものアルバイトを経験しましたが労働条件通知書など一度ももらったことはありません。

かつてブラックバイトの被害をうけた立場としては、インターネットの普及により働く側が正しい情報を得やすくなったこと、さらに“ブラック企業”が問題視される風潮の中で被害者が声を上げやすくなったことは、個人的にとても好ましい状況であると感じます。

加えて、企業側においては、たとえアルバイト相手であってもしっかりと法令順守に努めていただきたいと切に願います。

夏休みに先立ち要請された、「高校生アルバイトの労働条件の確保」


高校や大学が夏休みを迎え、この時期、学生アルバイトを増やしている会社も多いのではないでしょうか?

学生アルバイトに対する労働基準関係法令の遵守と労働環境整備の実態については、すでに厚生労働省主導で調査が進められています。

その結果、特に高校生アルバイトについては「労働条件の明示が適切になされていないとする回答が60%に上る」ことのほか、「賃金不払や必要な休憩時間が与えられていない」、「満18歳未満に対して禁止されている深夜労働や休日労働をさせられている」、「採用時に合意した以上のシフトを入れられた」、「一方的に急なシフト変更を命じられた」等の問題ある取扱いがいくつも報告されたとのことです。

参照 :『高校生に対するアルバイトに関する意識等調査 資料編』

こうした状況を受け、今夏、厚生労働省は文部科学省と連携し、高校生アルバイトの多い業界団体に対し、高校生及び高等専修学校生のアルバイトに関し、労働基準関係法令遵守のほか、シフト設定などの課題解決に向けた自主的な点検の実施を要請しました。

「労働条件の明示」や「労働時間」等、24の自主点検項目を確認


学生アルバイトを雇用する会社、もしくは今後雇用する可能性のある会社においては、今一度、『高校生等のアルバイトの労働条件に関する自主点検表』にある各項目を確認の上、アルバイトに対する適切な取扱いを心がけましょう。

参照 :『高校生等のアルバイトの労働条件に関する自主点検表』

おろそかになりがちなのは、

・労働条件の明示(必要事項を書面で交付する)
・年次有給休暇(アルバイトであっても働き方によっては有給休暇の付与対象となる)
・最低賃金(高校生アルバイトでも最低賃金以上の支払いが必要)
・シフト決定・変更(アルバイトの同意なく、当初の約束以上のシフトを強要する、一方的にシフトを削る等をしてはいけない)

あたりでしょうか。
特にシフトについては、会社都合で増やしたり削ったりがされやすいものですが、極力そういったことがないようにする、やむを得ない場合には必ず合意を得ることを徹底しましょう。

また、アルバイトを含め常時10 人以上の労働者を使用する場合は、就業規則を作成し、労働者代表の意見書を添えて所轄の労働基準監督署長へ届け出る必要があります。「正社員のみ常時10名以上」ではありませんので、ご注意ください。

今回ご紹介した『高校生等のアルバイトの労働条件に関する自主点検表』について、一つひとつの項目を見ていくと、「あ、うちの会社ではできていない!」と思われる内容も出てくるかと思います。欠けている項目については、今後なるべく早い段階で改善していけるよう検討しましょう。そうでなければ、いずれは御社が“ブラックバイト”認定されてしまうかもしれませんよ!

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