何で商標を取った方がいいの?商標を取らないとヤバい理由を説明します!
知財


商標という言葉を聞いたことがあるという方は多いと思いますが、「そもそも商標って何?」、「何で商標を取る必要があるの?」、「商標を取らないと何かヤバいことが起きるの?」といった疑問をお持ちの方も多いと思います。
このような疑問にできるだけ簡単に答えてみたいと思いますので、興味があればぜひこのまま読み続けてみてください。

この記事の目次

商標を一言で表すと「自社製品と他社製品を見分ける目印」です

商標とは、一言でいうと「自社の商品・サービスと他社の商品・サービスを区別するマーク(目印)」です。

あなたが商品を買うときには、どこのブランドのものかということを気にしませんか? 例えば、以下のような感じです。

●車を買うときには、トヨタ・ホンダ・スズキなどのブランド
●財布やバッグを買うときには、ルイヴィトン・プラダ・フェンディなどのブランド
●ケーキやスイーツを買うときには、コージーコーナー・パステル・アンリシャルパンティエなどのブランド
●スポーツウェアを買うときには、ニューバランス・アシックス・ナイキなどのブランド



このようなブランド商品は、あまり知られていないブランドの商品に比べて、高額で取引されています。あなたもお金の悩みがなければ、無名ブランドよりも有名ブランドの商品を選ぶのではないでしょうか?
その理由は、有名ブランドの商品のほうが信用できるためだと思います。すなわち、このような有名ブランドには安心感があるんです。「このブランドの商品なら間違いないだろう」っていう安心感です。このように有名ブランドには、今までの営業努力で培ってきた信用・信頼が蓄積されており、その結果商品が高額でも購入してもらえるのです。

しかし、このようなブランド名を誰でも使用できるとなった場合、やばくありませんか?

せっかく長い期間をかけて自社のブランドを宣伝し、やっと世間に認知されて有名になったところで、見ず知らずの第三者に勝手にブランド名を使われてしまうなんて許せないですよね!もうやってられないという気持ちになると思います。
長年の間商品を宣伝・販売して、消費者の信頼を勝ち取ったブランド名を簡単に他人に使われてしまっては、今までの努力が水の泡です。

また、自動車などの安全性が求められる商品は、トヨタやホンダなどの有名企業だから安心感をもって購入する人が多いでしょう。 もしトヨタと関係ない他人がトヨタのマークを勝手に使って車を売ってしまったら、不良品や粗悪品が街に出回ってしまい、色々なところで事故が起こり地獄絵図になってしまいます。

商標は、このように企業が長年かけて培ってきた信用(ブランド力)を守り、消費者の方が安心して買い物したりサービスを受けたりするために必要不可欠なものなのです。
言い換えますと、「企業・会社・自営業者」と「一般の消費者・お客さん」の両方にとって無くてはならない制度なのです。

商標を出願するタイミングとは?商標は「早い者勝ち」の世界です

商標を取るために絶対に頭に入れておいてもらいたいことは「商標の世界は早い者勝ち」ということです。
そのため、いくらあなたが先に商標を使用していた場合でも、誰かが先に同じ商標を出願してもらったらあなたは商標を取得できないだけでなく、あなたが先に使用していた商標を使えなくなってしまいます。
今までコツコツと営業をして大切に育ててきたブランド名が使えなくなってしまうんです。

多くの企業や自営業の方は、痛い目にあって初めて商標の重要性に気づく場合が多いです。特許事務所にもどうにもならない状態になってから相談に来られる方が多いのが実際のところです。

そのため、幸運にも今この記事を読んでいて商標を出願していない方は、ぜひ特許事務所に相談してみてください。

商標ブローカーという怖い存在を知っていますか?

あなたは、商標ブローカーという言葉を聞いたことがありますか?
商標ブローカーとは、商標が早い者勝ちの世界であることを利用して、あくどいビジネスをしているもののことを言います。

具体的には、商標が取得されていないあなたのブランド名を先取りで勝手に出願し、商標を取得した後にあなたに商標権侵害の警告をしてくるのです。

例えば、こんな内容です。

「あなたが使用しているブランド名は、我々の取得した商標と同一である。そのため、これ以上あなたがブランド名を使用すれば、商標権侵害で損害賠償を求める。それが嫌ならばブランド名の使用をやめるか、100万円で商標権を購入しろ。」

このような状況になってしまうと、せっかく育ててきたブランド名を使い続けたいあなたは100万円で商標権を購入するしか選択肢がないのです。ネーミングを決めた時点で出願していれば10万円程度で済んだはずが、この費用をケチったために100万円(10倍の費用です!!)を支払うことになってしまうのです。
相手方と戦うという選択肢もありますが、あなたの商標がよほど有名でない限り勝つことは難しいです。

ちなみに、中国では、iphoneという商標がアップル社以外のものに取得されていたという例があり、アップル社がiphoneという商標を使用するために、何十億もの大金を払ってその権利を購入したという話もあります。

まとめ

この記事では、商標の意味、商標制度がある理由、商標が早い者勝ちであることが原因で起こる問題を説明しました。
この記事で少しでも商標取得に興味をもっていただけてまだ商標を取得していないという方は、これを機にぜひ特許事務所に商標の取得について相談してみてください。

多くの人が痛い目にあった後に商標について認識するという現状にもの関わらず、あなたは痛い目にあう前にこの記事を読んでいるというアドバンテージがありますので、ぜひこの記事を読んだ時間を無駄にしないでくださいね!
最近では、相談は無料という特許事務所も多くなってきておりますので、お気軽に相談してみてください。

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