【事例】業務委託契約書を作成する際の契約解除についてのポイント解説
法務


事例情報

具体的な相談の流れ

相談者:

資産運用についての業務委託契約書を作成したいと考えています。
ポイントとしては下記です。
・資産運用を委託する
・契約は1年単位で契約更新
・契約更新を辞めるときに、運用資産を折半
・依頼者は運用費として、運用者に毎月末に25万円を支払う
・運用にかかる一切の費用は依頼者が支払う
・運用者は依頼者に対して運用成績を毎月月末に報告することを義務化
よろしくお願いいたします。

弁護士:

情報ありがとうございます。早速ですが、原案を作成してみましたので添付ファイルをご確認ください。

添付ファイル:業務委託契約書(原案).docs

相談者:

一点ご質問です。
契約解除について、1ヶ月まえに書面に申告すれば一部または全部を解除できる、と記載されていますが、申告のみで解除できる、という認識でよろしいでしょうか?
また、申告の際の書面のフォーマットなどは必要でしょうか?

弁護士:

現在の規程では同意までは必要なく、申告(通知)のみで解除が可能です。
解除には双方の合意が必要、ということでしたら下記のように変更が可能です。

「甲及び乙は、相手方の承諾を得ずに本契約を解除することはできない。」

また、申告の書面ですが、特にフォーマットはありませんが、「○月○日締結の業務委託契約書の解除を求めます。」と記載した手紙などを提出することを想定しています。

相談者:

ありがとうございます。解除は双方合意の上、ということにしたいので変更をお願いできればと思います。

弁護士:

修正させていただきました。
また、その他書面という記載のある条項も書面を必要としない条項に修正しておきました。
ご確認よろしくお願いいたします。

添付ファイル:業務委託契約書(修正案).docs

相談者:

こちらで問題ございません。締結の手続きを進めたいと思います。
迅速な対応ありがとうございました。

記事のキーワード*クリックすると関連記事が表示されます

メルマガ登録(毎週水曜配信)

SHARES LABの最新情報に加え、
経営に役立つ法制度の改正時事情報などをお送りします。