外国人が日本の書道を学ぶときに必要な「文化活動の在留資格」とは
法務


この記事の目次
こんにちは。日本サッカー協会仲介人の大戸です。
皆さんは、字を書くのが得意ですか ? 私はとても苦手です。小学生のときに書道教室に通っていたにもかかわらず、仕事のときの宛名書きの時間はとても苦痛です。

世間では私のように字で悩んでいる人が多く、きれいな字を書くトレーニングがブームになっていますね。特に、書道家の中塚翠涛(なかつかすいとう)さんの著作「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」シリーズは、累計360万部を超える大ヒットとなっています。

参照 : 中塚翠涛さんホームページ

本日の記事は「書道」のお話です。
スポーツ&アートという観点から日本を盛り上げるべく、今回も行政書士の視点から解説した記事をお届けします。


日本文化の書道を体験したい訪日外国人観光客


昨年2016年に、訪日外国人観光客数は2403万9千人、訪日外国人旅行消費額は3兆7476億円で、どちらも過去最高を更新しました。まだまだ増加が期待でき、日本政府は、2020年には旅行者数4千万人、旅行消費額8兆円、旅行者数に占めるリピーター数2400万人、地方部における延べ宿泊者数7千万人泊を目標に掲げています。

今、外国人客の興味は、以前のブランド品や家電製品の「爆買い」から地方観光や日本の文化、伝統を楽しむ「体験型」に移行してきています。

具体的には、「体験型」のツアーとして、日本の文化や伝統を体験できるツアーの申し込みが増えています。着物、和食、盆栽など代表的な日本文化の体験教室だけでなく、食品サンプルづくりや、墨で和紙に絵を描く墨絵教室、サムライの衣装を着て、殺陣が体験できる教室、すしを握れるツアーなどが外国人客から高い人気を集めています。

参照 : 産経ニュース2017年1月5日


外国人客に人気な「和様(わよう)うどよし書道教室」


書道も人気の体験のひとつとなっています。その中でも、東京の湯島にある「和様(わよう)うどよし書道教室」は外国人客に人気があります。
この教室では、中国発祥の漢字を主体とした唐様ではなく、日本独特の平仮名を使用した和様スタイルの書道を気軽に体験できます。

外国人客は、最初に自分の書きたい文字を決めます。言葉が決まったら先生が書いてくれた見本を参考に練習を繰り返します。書いている最中も、先生が丁寧に赤ペンで手直ししてくれます。半紙に文字を書き終わったら、教室が用意しているひらがな50音のハンコを押します。

最後に、自分の選んだ素材(うちわなど)に清書してオリジナルの作品を完成させます。1時間程度で以上の体験ができるので、時間のない外国人客からも予約が多いそうです。

参照 : JAPAN TRAVEL MAGAZINE MATCHA 2016年8月11日


外国人が日本で書道を修得するために必要な在留資格とは


日本で観光に訪れた外国人が書道体験をきっかけに、書道を本格的に学びたくなることもあると聞きます。再び来日する前に、「文化活動」の在留資格を取得することになります。その際、入会する書道教室等、関係団体の推薦状などが必要となります。

また、日本に滞在中の資力を保証するために本人名義の銀行等における残高証明書も求められます。なお、「文化活動」の在留資格は、収入を伴わない活動として認められますので、日本に滞在中に働くことができません。ご注意ください。

外国人が「文化活動」の在留資格を取得するには入会する書道教室等の推薦状が必要



大阪で書道教室を運営する青霄書法会(せいしょうほうかい)は外国人文化ビザ取得コースを設け、外国人1年間真剣に書道を取り組む外国人のみ、文化ビザ取得の推薦書を書いて生徒を受け入れているそうです。

参照 : 青霄書法会ホームページ


まとめ


書道教室の方々、外国人コースの運営に関して、「スポーツ&アート専門の行政書士 大戸」までお気軽にご相談ください。

参照 : SHARES 行政書士法人アーネスト法務経営事務所 大戸 浩二のページ

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SHARES LABでインタビューされました。
参照 : 【特集記事】オリンピック後を見据えた戦略を、今こそ考える


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