内部監査を活用して経営力を強化
法務


近年、社会情勢の大きな変化により、外部リスクの増大が問題となっています。
企業努力による売り上げの増大が厳しい今、会社内部の改革によって無駄なロスを減らしていくという手段が有効です。そのために使える手段が内部監査です。
ISOを取得しておられる企業様、取得しておられない企業様にも使える手法です。

この記事の目次

1.内部監査とは

まず、監査には第1者監査、第2者監査、第3者監査があります。

第1者監査

専門の教育を受けた自社の社員が内部監査員として社内の監査を行います。

第2者監査

取引先企業、業務委託先企業など利害関係を持った企業が相手先の企業様の監査を行います。

第3者監査

契約をした専門の監査員が企業の監査を行います。

内部監査はこの中で第1者監査になります。
監査員は自分の所属する部署以外の監査を行います。

監査員は決められた工程で作業を進めているか、作業マニュアルがどこにあるかわかっているか、自部門の目標を把握しているか、を実際に目で見て確認し、またヒアリングして監査を行います。

2.内部監査の流れ

①年間の内部監査計画作成
この時に、監査の目的・内部監査員・監査部門・監査日程を決めます。

②監査の事前準備
内部監査員は計画に沿った内容で内部監査のチェックリストなどを作成していきます。

③当日
初回会議で内部監査チームと被監査チームが一堂に会し、当日の監査内容を確認します。

④監査実行
事前に作成したチェックリストを使用しながら内部監査を進めます。

⑤まとめ
内部監査チームは行った内部監査を決められた様式でまとめます。

⑥最終会議
内部監査リーダーが中心となって、よい点も含めた総括を行います。その内容を被監査部門の責任者に提示し、確認を求めます。

工程に関しての監査においてみるのは主に以下の事由です。

材料の置き場所や材料の混入をするにあたって、作業手順を守っているか。
異常品・規格から外れた製品の取り扱いが出た時の手順を守っているか。
クレームの電話対応、クレーム記録がマニュアル通りに行われているか。
等を監査していきます。

3.内部監査を活用して経営力の強化

内部監査を行っている企業では、以下の事例がよく見られます。

●いつも同じ監査内容である。
●自分より上の者に対して指摘が出来ない。
●内部監査員が現場の作業員の説明を聞かない。
●そもそも内部監査員の力量が低い。

せっかく時間をとり、内部監査を行っているのに、形だけやればいいだろうといった感じの内部監査ではもったいない限りです。そのような状況ですと、内部監査が形式的なものとなり、内部監査員の力量も育ちません、そのため、さらに内部監査の有効性が失われるといった悪いサイクルとなってしまいます。

そのような状況を打破し、内部監査の有効性を上げるための方法の一つに、トップマネジメント(一般的には社長)が率先して取り組む、ということが効果的です。

例えば、
●初回会議、最終会議にはできる限り出席する。
●内部監査員が現場のよい点悪い点をあぶりだすことによって、会社のシステムを良い方向に変化することが出来る。そのためにも内部監査の結果に期待をしているなどと、内部監査に期待を示すことも重要な役割です。

また、内部監査員に関しましては、定期的に勉強会を開き、個々の監査員の能力を向上させることが重要となります。

ここであげました内部監査手法は、一例となります。皆様の企業におきましても内部監査を有効に使って自社の業績向上に努めていただければと思います。

あとがきとして

内部監査によって経営力を高めるためには、様々な方法があります。
私たちの事務所におきましては、内部監査における講座を開催しています。料金等は弊事務所ホームページに記載しておりますのでご覧ください。

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