他社と差をつける「化粧品ビジネスのいろは」と売れるテクニック2選
法務


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化粧品の売上と会社の知名度は相関関係にない !


こんにちは。行政書士の朝尾です。
ここでは、私の専門分野の、化粧品事業について解説していきます。

■ 何故、いろんな企業が化粧品事業に進出するのか ?
■ 化粧品ビジネスの魅力とはいったいどういったもの ?

この点について、半生を化粧品業界で過ごした小職が、身をもって学んだ点について、以下、あらためて考えてみたことを述べてみたいと思います。


「化粧品」という商材とビジネスの魅力について


弊職は現在の仕事(行政書士)を始める前、某大手化粧品会社に長年勤務しておりました。
その会社には創業期の、まだ知名度も何もない頃より入社し、以後、上場を果たすまで約31年間在籍しておりましたが、その半生を通じて化粧品ビジネスの“いろは”を学び、奥の深さを知り、そしてその魅力の隅々までをこの目で見てまいりました。

前職の会社は、化粧品ビジネスを開始する前、その前身として家庭用台所用品などの製品を販売していた会社でしたが、実は化粧品の販売を開始してから業績はうなぎ登りに上昇し、化粧品事業で会社を大きくさせ、株式一部上場にまで上り詰めたという経緯があります。

つまり、化粧品ビジネスを始めていなければ、会社が一部上場するまで大きく成長することはなかったと断言できます。化粧品事業を始めた当時も、そして現在でも大きな業界シェアを占めるS社、K社、M社、P社といった巨大な化粧品メーカーが存在し、私がいた会社などはほんの米粒程度の無名の名も知れぬ会社であったことは、まだ昨日のことのように思い出されます。


開発したばかりの新しい化粧品は全ての女性、男性をターゲットにできる


しかし、そんな設立したばかりの、全く名も知れぬ化粧品でも、お客様にアピールできるポイントがあって、お客様に気に入っていただければ、今お使いになられている商品から切り替えていただけるのです。

何故なら、お客様は、今お使いになられている化粧品を必ずしも満足して使っているわけではないこと、また、年齢(皮膚年齢)とともに、お肌が求める化粧品も変化してくることなどがあって、お客様は潜在的に、常に今の自分に一番必要となる化粧品を探しているということが言えます。つまり、開発したばかりの新しい化粧品であっても、全ての女性、あるいは男性をお客様候補としてターゲットにすることができるということが言えます。

化粧品の歴史


また、「化粧品」の歴史を見ても、「人」が存在する限り、常に「人」の日常とともに化粧品が存在していたことがわかります。

例えば、“美しくありたい”“いつまでも若くありたい”という「人」の願いは本能に根差すものです。神代の昔から人は着飾り、顔にはメイクを施し、そしてその美しさを誇張し、権勢を誇示する努力をしておりました。

日本では「日本書紀」の時代から人は顔におしろいを塗り、平安貴族は化粧を楽しむことが当たり前でした。また古代エジプトの壁画を見れば、当時の人はオーバーなまでのアイメイクを施し、そしてクレオパトラはその美しさを一層アピールしていたことがよくわかります。

このように化粧品というものの歴史は非常に古く、そして現在にいたっても美しさ、若さを誇示し、それを維持したいといった人の願いや行動は何千年も前と何一つ変わっていません。美しさ、若さを誇示し、維持することは人間の本能によるものであることの証明がここにあります。


化粧品の根強さ


本能に根差す商品、言い換えればそれは不況に強いことも意味します。古くは第二次世界大戦後、食べ物や物資も何も無かったころ、人々は様々な我慢を強いられました。そんな時代でも、女性は化粧品だけは欲しがったといいます。

また、大地震などが発生し、避難所に逃れた方々は着る物や食べ物にも事欠く不自由な生活を強いられますが、そんな環境であっても、女性はお肌につける化粧水、クリームなどの化粧品がないと、さらに耐え難い我慢を強いられることになってしまいます。

避難所近くのコンビニエンスストアの中で普段より一番売上が上がったものは何か ? それは着る物でも食べ物でもなく化粧品だった、という記事が掲載されていた新聞がありましたが、化粧品というものはそういった災害時でさえ欠かすことができない商材であるのです。


化粧品の強みとは


このように「化粧品」というものは、その商材としての強さや、好不況の影響も受けにくいことに加えて、さらに大きな特徴がもう一つあります。

それは会社の知名度と売れる商品とは相関関係にないということです。有名な会社の商品より、無名な会社の製品でも“開発ポリシーがしっかりとしている商品” “高品質な優れた商品(効果や使い心地など)” “商品の魅力を感じていただけるもの(可愛らしいパッケージ、魅力的な雰囲気のあるもの等)” などの条件が備わっていれば、むしろそちらを使いたいという風に変化するのが、化粧品という商材の顧客の気持ちです。

私が入社した頃の前職時代の会社は全くの無名そのもので、当時、私は「こんな名も知れない商品が売れるのか ? 売れるわけないよな ! 」と非常に不安に思っていたものでした。それでもお客さまに商品を気に入っていただければ、今使っているものから切り替えて商品を購入し、使ってていただけることを自身の経験をもって実感いたしました。

そして、会社は販売方法について効果的な制度を考えることに工夫をし、その結果、会社もすごいスピードで売上を伸ばしていくことができました。
よく、化粧品市場の大半の売上を有名メーカーで占めていると誤解されている方がいますが、実はそういった有名メーカーの売上などというのは市場の一部でしかありません。


化粧品会社について


「化粧品会社」というものは日本において数千社もあり、大、小様々な売上の化粧品会社によって市場が構成されているのです。また現在、“有名”とされる化粧品会社の中には、数年前に化粧品事業を始めたばかりの会社が何社も存在しています。

その中には全く“畑違い”の企業が最近、化粧品事業に進出して、あっという間に数十億、数百億といった大きな売上を達成しているのは、皆さんご存知の通りです。

しかし、今では大きく成長を遂げたそんな新規参入の会社も、31年間化粧品業界で生きてきた小職にとっては、参入当時は無名の企業であり、化粧品会社であったことは言うまでもありません。


まとめ


今まで述べてきましたように、化粧品事業というのは非常に大きな可能性を秘めたものです。開発ストーリー、商品戦略、販売戦略(販売制度の工夫)を綿密に立てて事業を開始すれば、必ず売上は伸ばしていけ、成功する確率はかなり高いものであると小職は確信しています。

また「化粧品」という商材には以下の特長があります。

・物自体、場所をとるような大きなものではなく、倉庫料などの物流コストを抑えることができるとともに、事業開始にあたって大きな設備投資を要さない。
・消耗品であるために、常に新規顧客の開拓を余儀なくさせられるというものではない。
・基本的に、日常用品、日用品の購入の決定権を持つ女性を対象としている。
・以上のことから商材の付加価値が高い。

そして、これらの要素は新規事業の成功のためには不可欠なものであると小職は考えています。

当事務所のサポート内容について


現在も、絶え間なく、また様々な会社が化粧品事業への取り組みを開始されており、当事務所にも数多くの相談が寄せられてきます。当事務所では、化粧品会社の設立、化粧品製造販売業、製造業許可、といった事業許可の申請から製品の製造サポート、販路の拡大の支援、関連法令の規制に対する対応、といったフルサポートをさせていただくことが可能です。

■ 商品開発に協力いただいている研究所
商品開発に協力いただいている研究所の画像
■ オリジナル化粧品の製造では、製造業者、研究所と綿密な打ち合わせをおこない、まず試供品をつくります。
オリジナル化粧品の製造の打ち合わせの画像
■ 容器の選定のため、大手容器ディーラーで様々な容器を見学、あるいは製品に見合ったオリジナルデザインの容器をつくります。
容器の選定・オリジナル容器を作っている画像

当事務所ではそんな化粧品ビジネスに興味を持ち、チャレンジしてみようと思われる方に対して、以下の支援をワンストップでさせていただくことが可能です。

化粧品ビジネス支援の図
化粧品事業への取り組み、製品の開発、他社製品との差別化、そして販路の拡大、また、軌道に乗るまでの時間の短縮といった、事業を成功に導くための要素を充足させるには、協力者たるプロの知見を活用することが不可欠であると、当職は自身の経験から学ばせていただきました。

そのことから、化粧品事業へのサポートは小職のライフワークでもあり、当事務所の専門中の専門業務として、現在、多くの方からのご相談をお受けしております。

当事務所がサポートさせていただき、化粧品事業の発展に貢献させていただくことができれば何よりうれしい限りであると弊職は考えております。
どうぞ、お気軽に、どんなことでもご相談ください !!

参照 : SHARES 朝尾行政書士(特定行政書士)・マンション管理士事務所 朝尾 利彦のページ

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