キーワードは“AI”“自由度高い働き方”。「働き方の未来2035」報告書が公開されました
労務


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働き方改革の行方を知る道標「働き方の未来 2035」


昨今の働き方改革においては、“労働時間の上限規制”がメインテーマとして話題に挙がる一方、同時に“テレワーク”“高度プロフェッショナル制度”といった比較的自由度の高い働き方が提唱される等、一見すると相反する施策が混在しているように感じられるのではないでしょうか ?

報道を通して知る断片的な情報のみでは、なかなか今後の行方が掴みにくい状況であると言えるかもしれません。

今後、日本ではどのような働き方の実現が目指されていくのでしょうか ?
このたび厚生労働省より公表された「働き方の未来 2035」報告書から、そのヒントを掴むことができるはずです。


「働き方の未来 2035」とは


「働き方の未来 2035」とは、少子高齢化や技術革新による社会の変化の中で、今後目指されるべき多様な働き方の展望と、その実現に向けた施策を検討する懇談会のこと。

2017年1月から7月にかけて計12回、政官民の有識者らが議論を交わし、その内容が8月に報告書にまとめられました。
報告書の内容については、下記をご一読ください。

参照 : 厚生労働省「「働き方の未来2035」報告書」

この報告書には、従来の概念とは大きく異なる、20年後の未来に目指される働き方が記されています。こうした方向性を把握した上で、今日の働き方改革に関するニュースをご覧いただくと、また違った視点から物事を考えることができるようになるのではないでしょうか ? 未来を見据えた観点は、御社における働き方改革の大きな一助となるかもしれません。


キーワードは“AIの活用”“多様な働き方”


本報告書において、注目すべきは“AI”“多様な働き方”といったキーワードでしょう。“AI”については、まだまだ“人間から仕事を奪う存在”としてネガティブに捉えられる場面が少なくありません。しかしながら、報告書内では、ヒトとの協働においてAIの得意分野を上手く活かしていく可能性について言及されています。

具体的には、AI自体、決して人間に取って代わる存在ではなく、むしろ人間がより生産性を向上させた働きを目指す上で、積極的に活用すべきツールであると考えるべきであるとまとめられています。これを踏まえ、御社ではどのようなAIの活用が想定できるでしょうか ?

また、今後ますます進展する少子高齢化によって、労働力不足はより一層深刻化していきます。こうした事態を見据え、今から、老若男女を問わず社会で活躍できる体制を整えておくことが重要課題となっています。

そのためにも、時間や場所に制約を受ける従来型の正社員としての働き方を見直し、より多様な働き方が認められる社会の構築が目指されるでしょう。ここで言う“多様な働き方”がどのようなものであるか、それを実現するためにどのような制度や仕組みが求められるのかは、ぜひ報告書を読み、御社においてはどのような取り組みが可能なのかを個々にご検討いただきたいと思います。


まとめ


20年後の未来に、御社ではどのような働き方が実現しているでしょうか ?

“何も変わらず、今のまま”では、時代に取り残されてしまうかもしれません。今すぐに大きな変化を起こすことは難しくとも、少しずつ、ひとつずつ変えていくことは出来ます。

今回ご紹介した「働き方の未来 2035」報告書をヒントに、御社における働き方改革を今一度、考えてみてはいかがでしょうか ?

お気軽お問い合わせください。
参照 : SHARES 社会保険労務士 丸山博美のページ

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