モンスター社員を育てないためには「就業規則」の活用をしよう!
労務


モンスター社員の定義については、こちらをご参照ください。
参照 : 「モンスター社員」対策の基本中の基本はこれだ !

モンスター社員になってしまう可能性というのは誰でも持っているものです。なぜなら、モンスターに育ってしまう原因の一つにストレスがありますが、このストレスは職場内のものに限らないからです。
そのため、モンスター社員対策とは、皆さんの頭の中にいる困った特定の社員のみを指しているのではなく、一般の社員に対してもあてはまります。

この記事の目次
モンスター社員を育てないために、ぜひ有効活用していただきたいものがあります。 それは「就業規則」です。

そもそも就業規則とは


会社や従業員が守るべきルールを記載したものが「就業規則」です。常時10人以上従業員を使用している会社は、この就業規則を労働基準監督署に提出をして、事業場に備え付ける義務があります。

このように書くと「法律があるから仕方なく作るもの」という認識になってしまうかもしれませんが、就業規則を上手く活用すれば、会社への忠誠心を上げることもできるのです。
会社に対する忠誠心が高いと、その会社を困らせようとする問題行動は起きにくくなります。

就業規則には絶対に書かなければいけない「絶対的必要記載事項」と規則があるのであれば書かなければならない「相対的必要記載事項」というものがあります。
しかし、書いてはいけないこと、というものはありません。
書式のフォーマットというのもありません。極端な話、必要な事項さえ書かれていれば、口語体だろうと、漫画がついていようと構わないわけです。

どうせ作らなければならないものですから、せっかくなら、社員の忠誠心を上げるように作成したいところです。

最初の章には、会社のストーリーを入れる


就業規則は「総則」として「この就業規則は労働基準法第89条に基づき~」と、就業規則の説明から入るのが一般的です。これでも悪くは無いのですが、私がお薦めしているのは、初めに会社のストーリーを入れることです。

例えば、以下のような話です。
・会社ができた経緯
・その会社があることで社会にどんな良いことが起こるのか
・その会社は将来どのようになっているのか

困難を克服した経緯であるとか、ポジティブな未来予想図などが良いしょう。 おそらく、会社の経営に携わっている方なら誰でも持っているのではないでしょうか。

私の経験では、せっかく会社の設立経緯が素敵なのに、経営者の方が謙遜していたため、従業員が誰もそのことを知らなかったということがありました。これは従業員との結束を深められるチャンスを逃していて、とてももったいないです。

就業規則を作成する際、最初に考えてほしいのは、どうやって従業員に読んでもらえるかということです。そのために、会社の中にある素敵なストーリーを掘り起こしてみてください。

会社のストーリーを入社初日に読み合わせをする


では、そのストーリーをいつ従業員が読めばいいのでしょうか。それは明確に「入社初日」です。ほとんどのケースで、入社初日というのはその会社に貢献するモチベーションが高いところにあります。 ここで、どれだけ自社に対する忠誠心を深められるか、というところが、その後にモンスターにさせない大きなカギとなります。

入社初日には、就業規則を読む時間をきちんと取ってください。大事なところは口に出させて読ませるなど、モチベーションが高いうちにルールに対する教育をしておきましょう。 そこに素敵なストーリーがあると、その就業規則を抵抗無く受け入れてくれる確率がずっと高くなるはずです。

まとめ


モンスター社員を育てないための方法として、就業規則はとても有効です。そのために、就業規則を作成する際は、自社の魅力的なストーリーを入れることをお薦めいたします。
そのストーリーは入社初日から読み合わせを行い、社内の共通認識として浸透させてください。

10人未満の会社であっても、効果は同様です。作成が義務になる前から、就業規則を作成しておくことをお薦めいたします。

魅力的なストーリーなど書けないという経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご本人が気づいていないだけで、実は素敵なストーリーが経営者ご自身や会社の中に眠っていることが多くあります。
専門家がヒアリングすることで、それが浮かび上がってくるかもしれません。お気軽にご相談ください。

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