夏ボーナス2018!「賞与支払届」の提出忘れにご注意を
労務


一般企業においては、夏季賞与の支給シーズンを迎える7月初旬。年度更新や算定基礎届への対応に忙しいこの時期、従業員に賞与を支給した企業で忘れてはならないのが「賞与支払届」の提出です。特に今回は、マイナンバー対応に伴い様式が変更されていますので、間違いのないように処理を進めましょう。

この記事の目次

夏季ボーナス2018の概要


手続き的なお話の前に、まずは平成30年度の夏季賞与の動向について見ておきましょう。

経団連発表「2018年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」第1回集計によると、今夏ボーナスの妥結額平均は前年同季比6.71%増の「967,386円」。2年ぶりの上昇となったこの数字は、1959年の調査開始以来最高額とのことです。
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参考 : 経団連「2018年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」

業種別の平均では、非製造業の増加率が製造業を上回る結果となっています。
ちなみに、こちらの経団連公表の数字は、原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手251社を調査対象としています。このうち妥結し、平均額が明らかになっている96社の結果をまとめたものです。

事業規模5人以上の中小企業を含めた支給額平均をまとめた三菱UFJリサーチ&コンサルティング発表の「2018年夏のボーナス見通し」によると、支給額平均予測は「371,010円」で前年比1.2%増とのこと。各企業の業績拡大を背景に、3年連続の支給額増が見込まれています。

図)

参考 : 三菱UFJリサーチ&コンサルティング「2018年夏のボーナス見通し」

「賞与支払届」の提出は、支給日から5日以内


従業員に賞与を支給したら、「賞与支払届」を提出しなければなりません。この届は何のために提出するかといえば、標準賞与額を決定し、支払った賞与についての保険料額を算出するためです。従業員が将来手にする年金額に影響を及ぼす大切な届出のため、忘れずに提出しましょう。

届出用紙については、事業所宛てに、日本年金機構に登録されている賞与支払予定月の前月に、被保険者の氏名、生年月日等を印字したものが送付されています。まずは内容を確認し、印字されている事項に誤りがないかを確認してから記入を開始しましょう。印字されている事項に漏れのある場合には、適宜追記して正しい内容を届け出ます。

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出典 : 日本年金機構「健康保険・厚生年金保険 被保険者賞与支払届 厚生年金保険 70歳以上被用者賞与支払届」

白紙の賞与支払届は下記よりダウンロード可能です。

参考 : 日本年金機構「賞与を支給したとき」

賞与支払届が様式変更されています


さて、社会保険関連のお手続きといえば、平成30年3月以降「マイナンバー対応のための様式変更」に注意が必要です。

賞与支払届についても新様式での対応となります。主な変更点は下記の通りです。

□ 70歳被用者賞与支払届と統合されています
□ 「個人番号[基礎年金番号]欄」が設けられ、70歳以上被用者について記載の必要があります
□ 備考欄に「70歳以上被用者」「二以上勤務者」「同一月内の賞与合算」のチェック欄が設けられています

日本年金機構の公式サイトには、新様式の記入例が掲載されています。四角囲みの注意点を参照しながら、間違いの内容に記入を進めて下さい。

出典 : 日本年金機構「健康保険・厚生年金保険 被保険者賞与支払届 厚生年金保険 70歳以上被用者賞与支払届(記入例)」

例年のことですが、賞与支払届と併せて「総括表」の提出も忘れずに行います。総括表は、賞与支払のなかった場合にも提出が必要なので、注意が必要です。「④支給・不支給」欄の「1」に○をつけて、年金事務所又は事務センター宛に郵送しましょう。
※賞与支払いがなかった場合には、「賞与支払届」を提出する必要はありません。

図)
出典 : 日本年金機構「健康保険・厚生年金保険 被保険者賞与支払届 総括表」

まとめ


6~7月は、労働保険・社会保険関連手続きに携わるご担当者様にとっては何かと慌ただしい時期です。業務マニュアルを参照しながら、一つひとつ確実に処理を進めてまいりましょう。

弊事務所では「手続き代行」の他、人事労務手続きに関わる相談応対「手続きサポート」も承っております。「顧問社労士をつける必要はないが、手続きの時期・方法については教えて欲しい」というご要望に柔軟にお応えできますので、ぜひお問い合わせください!

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