2019年度新設助成金 「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」とは?
労務


毎年3月下旬にさしかかると、社労士あてに多くお問い合わせが寄せられる「来年度の雇用関係助成金」の話題。このページを訪れた皆さんにとっても、おそらく関心の高いテーマといえるのではないでしょうか? 2019年度は働き方改革関連法の施行に伴い、人材確保等支援助成金にコースの新設が予定されています。詳細は未だ公表されていませんが、今号では新着情報として、概要のみご紹介することにしましょう。

この記事の目次

2019年新設 「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」

2019年度に新たに設けられる見込みなのが、「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」です。この助成金は、働き方改革推進のために人材確保、一定の雇用管理改善を図る事業主に対する支援となります。

現在のところ、支給対象となる事業主の要件については、下記の2点が想定されています。

時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース及び職場意識改善コースに限る。)の支給を受けた中小企業事業主であること

雇用管理改善のための計画を策定し、新たに労働者を雇い入れ、及び人員配置の変更、労働者の負担軽減、その他の雇用管理の改善に取り組んだ事業主であること



支給額は「雇い入れた労働者1人当たり 60 万円(短時間労働者の場合は、40 万円)」とされ、10名分が上限とされます。ただし、生産性要件を満たした場合、雇い入れた労働者1人当たり 15 万円(短時間労働者の場合は、10 万円)が追加される見込みです。

参考:厚生労働省「雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案について【概要】」

「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」の要件にある「時間外労働等改善助成金」とは?

前述の通り、「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」では、「時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース及び職場意識改善コースに限る。)」の支給を受けていることが申請の要件となります。

「時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース及び職場意識改善コース)」とは、労働時間等の設定の改善によって、長時間労働の是正、休息の確保に努める事業主に対する助成です。各コースの所定の取り組みを実施し、成果目標の達成度合いに応じて支給されます。

「時間外労働の削減」や「休み方の見直し」については、まさに働き方改革の要ともいえる課題です。「時間外労働等改善助成金」の各コースの活用は、「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」の申請要件となるだけでなく、御社の働き方改革を着実に推し進めることに寄与してくれるため、2019年度注目の助成金となりそうですね。

参考:
厚生労働省「時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース)」
厚生労働省「時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)」
厚生労働省「「時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)」

2019年度雇用関係助成金の動向をまとめて確認!

2019年度の雇用関係助成金については、新設の「人材確保等支援助成金(働き方改革支援コース)」以外にも、既存制度の見直しがいくつか予定されています。未だ決定事項ではありませんが、雇用関係助成金の大まかな動向については、下記よりご確認いただけます。いち早く情報を収集し、2019年度の取り組みの検討にお役立てください。

参考:厚生労働省「雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案について【概要】」

まとめ

いよいよ2019年4月、働き方改革が本格的に動き出します。中小・小規模事業者の働き方改革推進には、雇用関係助成金の活用が不可欠といえます。社会保険労務士と共に、働き方改革を進めていく上で御社に必要な取り組み、その際に利用可能な助成金を前向きに検討してまいりましょう!

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