入社の季節です!新入社員に一番に伝えなければならない会社のルールとは。
労務


新入社員が会社に入ってくる時期です。入社したばかりの頃というのは意識も高いので、この間にできるだけ教育を済ませておきたいものです。この期間に教えることが、後々の会社でのパフォーマンスに大きく影響することは間違いありません。

労働条件についても、本人が自分の条件をしっかり理解しておくことが大事です。後から、「聞いていた話が違う」ということになれば、モチベーションを落とすことになるでしょう。
新卒の場合はもちろん、経験者の採用であっても、労働に関する知識はまちまちですので、「これくらいわかっているだろう」という先入観を持たず、しっかり説明しておきたいところです。

ここでは、新入社員に何を最初に説明すべきことなのか、まとめてみました。

この記事の目次

1.労働時間と休日を伝えるのは基本中の基本

まずは労働時間です。何時から何時まで働くのか、休憩は何時間なのか、原則的なところを伝えてください。
始業時間は原則「仕事が開始できる時間」ですので、ぎりぎりに出社するのではなく、時間に余裕を持って出社することを念押しします。最初の時に遅刻グセがつくと、将来にわたって影響してしまいます。

特に固定残業時間制なら「給与に含まれている残業時間」、フレックスタイム制なら「コアタイムとなる時間」もしっかり伝えてください。

休日・休暇についてもこの時に伝えることが重要です。所定休日はもちろんですが、夏休みや年末年始については、意外と伝えられていなかったりします。

また、ここで大事なのは、有給休暇のことです。法定通り、という説明ではなく、原則6ヶ月(一斉付与であれば一斉付与日)で付与されること、出勤日数が8割に満たない場合は付与されないこと、付与されると5日の取得義務があることを説明しましょう。有給休暇については法定に対する誤解が多いところなのです。

2.賃金についてオープンに話す。この時期でなければ受け入れられない

賃金に関することも重要です。基本給はもちろん、時間外割増が法定通りになっている場合でも省略せずに、残業手当がつくケースやその割増率、計算方法をきちんと説明しましょう。

また、各種手当がつく場合、なぜその手当がついているのか、どうしたらつかなくなるのか、という説明も重要です。その各種手当が固定残業代に相当するのであれば、そのこともしっかり話しておきましょう。

このあたりの説明が不足していた場合、社員というのは、たいてい自分に都合良く捉えてしまいます。同じ賃金でも、納得して受け取るのと、思ったより少なかったと思いながら受け取るのでは、その後のモチベーションが大きく変わってくるのです。

3.服務規律と懲戒規定はきちんと読み込ませる。

そして、この時期の説明で一番効果があるのが、この服務規律と懲戒規定です。抜粋して声に出して読んでもらい、本人の就業態度を引き締めます。人は声に出して約束をすると、それを破ることに心理的な抵抗ができるのです。

入社してから期間が経ってしまうと、その人を疑っているようにも見えてしまいます。しかし、入社時に宣誓のような形で行うのは自然なことなので、本人も受け入れやすいでしょう。

また、この説明は会社が服務規律に対して厳しい姿勢を見せることにつながります。この意識が高いうちに、服務規律を守り、懲罰を意識させることで、社員がモンスター化することを防げるのです

まとめ

いかがでしたでしょうか。 入ってきた新入社員には、労働時間や休日・休暇、賃金のこと、そして服務規律・懲戒規定について直接説明を行ってください。
この他にも、健康診断のことや会社独自のルールなど説明をしなければいけないことがあります。

その時に使えるのが、就業規則です。
就業規則は備え付けをするだけではなく、社員への説明にあたって、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。就業規則が無い会社でも、新入社員を迎えるにあたって、ルールを教え込むためのツールとして、作成を検討してみてください。

就業規則の作成や、説明に困るような事項があれば、ぜひ社会保険労務士にご相談ください。

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