【社会保険】 2019年度は9月下旬より「被扶養者資格再確認」が行われます
労務


協会けんぽでは年に一度「被扶養者資格再確認」を行っていますが、2019年度は例年とは異なる期間での実施となります。必要な手続きを確実に行える様、各事業所においては今一度、スケジュールを確認しておきましょう。

この記事の目次

2019年度の「被扶養者資格再確認」 提出締切は11月20日

協会けんぽによる「被扶養者状況リスト」の送付は、例年6月~7月に各適用事業所宛に行われ、8月中に提出する流れとなっていました。この点、2019年度は下記のスケジュールに変更され、被扶養者資格の再確認が行われます。

✓ 9月下旬~10月下旬 「被扶養者状況リスト」の発送
✓ 11月20日 「被扶養者状況リスト」の提出締切


各社においては忘れずに対応できる様、被扶養者資格の確認に向けた準備を進めましょう。

「被扶養者資格再確認」実施の流れ

「被扶養者資格再確認」については、今年初めて実施する会社もあるかもしれません。あらかじめ対応の流れを把握しておくことで、混乱なく業務を進めることができます。

1. 送付(協会けんぽ)

事業主あてに被扶養者状況リスト等が届きます

2. 再確認(事業主)

ア.該当被扶養者が現在も健康保険の被扶養者の条件を満たしているかを確認し、被扶養者状況リストに必要事項を記入、事業主印を押印します
(2枚目は事業主様控)

イ.確認の結果、扶養から外れる被扶養者の方については、同封の被扶養者調書兼異動届を記入し、該当被扶養者の方の被保険者証を回収します

ウ.上記ア・イを同封の返信用封筒にて、提出します

3.内容確認(協会けんぽ)

協会けんぽにおいて、送付された書類の内容を確認します 内容確認後、扶養解除となる被扶養者の方の被扶養者調書兼異動届を日本年金機構事務センター(以下「事務センター」という。)へ回送します

4.審査・送付(事務センター)

事務センターにおいて、協会けんぽより回送された被扶養者調書兼異動届の処理が行われ、被扶養者(異動)決定通知書が事業主宛に送付されます


出典:全国健康保険協会「事業主・加入者のみなさまへ 令和元年度被扶養者資格再確認について」

今一度確認!健康保険の被扶養者要件

被扶養者資格の確認を進めるにあたり、まずは事業主・担当者が被扶養者となる要件を正しく理解しておく必要があります。 被扶養者となる範囲は下記の通りです。

また、被扶養者となるためには、主として被保険者の収入により生計を維持されていることが必要です。

被保険者と同一世帯に属す場合

✓ 年間収入が130万円未満
(認定対象者が60歳以上またはおおむね障害厚生年金を受けられる程度の障害者の場合は180万円未満)
✓ 被保険者の年間収入の2分の1未満である場合

被保険者と別世帯に属す場合

✓ 年間収入が130万円未満
(認定対象者が60歳以上またはおおむね障害厚生年金を受けられる程度の障害者の場合は180万円未満)
✓ 収入額が、被保険者からの援助より少ない

参考:全国健康保険協会「被扶養者とは?」


この他、2016年10月より拡大された厚生年金保険・健康保険の加入対象となる方については、被扶養者の対象外となります。

参考:政府広報オンライン「パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象が広がっています。」

まとめ

2018年度の被扶養者資格確認作業では、被扶養者から除かれた人はおよそ「7.1万人」、高齢者医療制度への負担軽減額は実に「17億円」との結果となりました。高齢者の医療費は、税金、本人負担によるほか、協会けんぽや健康保険組合等の各保険者からの拠出金等により賄われており、拠出金等の算出の基礎は「被保険者及び被扶養者数」とされています。

協会けんぽが負担する拠出金等の額が過大に算出されれば、私たちの保険料負担がそれだけ大きくなることになりますので、被扶養者に関わる適正な届出は必須といえるでしょう。
自社での対応が難しい場合には、お気軽に社会保険労務士までご相談ください!

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