新型コロナウイルスによる影響を踏まえた「2021年度新卒採用活動に関わる要請」を確認しましょう
労務


今年も3月に入り、新卒採用活動では、企業による広報活動解禁を迎える時期となりました。新型コロナウイルスによる影響、感染拡大防止への取り組みを踏まえた採用活動実施のポイントについて、文部科学省・厚生労働省・経済産業省が経団連に宛てた「2021年度新卒採用活動に関わる要請」よりご確認ください。

この記事の目次

オンラインによる企業説明会、面接・試験の実施を推奨】

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンラインによる企業説明会や面接・試験の実施が可能な企業についてはオンラインの積極的な活用が推奨されています。「オンライン」というと「取り組みづらそう」と感じる現場もあるかもしれませんが、コロナ禍においては、説明会や面接の他、オンラインインターンシップを実施する企業も増加傾向にある等、非対面型の就職・採用活動は着実に広がりをみせています。

オンライン実施の際の留意点として、以下の事項が挙げられています。

○ 通信手段やツール、条件等は学生側に予め明示し、学生に対して一定の準備期間を設けた上で実施すること
○ オンラインでの対応が難しい学生に対しては対面等での参加機会を設けるといった配慮をする

対面時には「分散実施」「感染防止対策」への配慮を

企業説明会や面接・試験等を対面で行う場合には、広報活動日程及び採用選考日程を後倒しにする等の柔軟な日程の設定や、秋採用・通年採用などによる一層の募集機会の提供により、極力、人を分散させることが望ましいとされています。その上で、企業が講じるべき感染防止として以下の項目が挙げられています。

✓ 密集の回避、身体的距離の確保、こまめな換気を行い、いわゆる3密を避けるよう、入退場時の導線や 待合室等を含めた会場の環境整備を行う
✓ 学生や企業側参加者等によるマスクの常時着用を徹底する
✓ 学生に対し、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)及び各地域の通知サービスの活用を促す
✓ 入場時の検温を行うとともに、発熱・咳等の症状がある者の参加を制限する
✓ 学生へのこまめな手洗い、アルコール消毒液の使用を奨励する、企業は複数人が触る箇所の消毒を徹底する
✓ 飲食の機会を極力制限する、やむを得ない場合には感染防止策を施した飲食用エリアでの飲食のみ認める
✓ 待合室等における大声での会話を禁止する
✓ 新型コロナウイルス感染拡大により、対面での企業説明会や面接・試験開催を延期・中止する場合は、 交通、宿泊等への影響に鑑み、学生等に対しその旨を速やかに連絡する



参考:日本経済団体連合会「新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた2021年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」

コロナ禍で採用活動も新様式に。「ウチでは無理」と決めつけないこと コロナ禍の就職・採用活動では、様々な場面で例年と異なる状況が想定され、企業にとっても学生にとっても難しさの感じられることが多く生じるものと思われます。企業・学生の双方にとって特に懸念されることは「雇用のミスマッチ」であり、非対面での就職・採用活動の難しさが浮き彫りとなることは言うまでもありません。

企業におけるコロナ禍の採用活動の課題は、「求職者に対して自社の魅力を的確に伝えること」「オンラインでも求職者が応募・選考に進みやすいシステムを確立すること」「求職者とのコミュニケーションを円滑に行うこと」です。
現場では何かと戸惑うことも多くあるかと思いますが、あらゆる変化に柔軟に対応し、新しいやり方を前向きに検討していける企業こそ、人手不足時代を生き残ることができるのではないでしょうか?
「ウチの会社では無理」と決めつけず、先行企業の例を参考にしながら、採用活動の手法を新様式へとシフトさせてまいりましょう。

まとめ

コロナ禍の採用活動のポイントは「オンラインの積極活用」、そして対面による実施では「3密回避」「感染防止策の徹底」です。3月を迎え、今年もいよいよ新卒採用活動が解禁となりましたが、今号でご紹介した厚生労働省等からの要請をご確認の上、今一度、採用活動の実施体制を見直してみましょう。

記事のキーワード*クリックすると関連記事が表示されます

メルマガ登録(毎週水曜配信)

SHARES LABの最新情報に加え、
経営に役立つ法制度の改正時事情報などをお送りします。