誌上 外国人材活用セミナー
労務

みなさん、こんにちは

私は社会保険労務士として、中小企業向けの採用支援を行っている三浦真由美といいます。
SHARESの弊社ページでも自己紹介を詳しく載せていますのでぜひご覧ください。

労働力人口の減少による人手不足は言うまでもありません。
中小企業にとって採用は死活問題で、女性・高齢者・外国人の活用が必須になってきています。
今回の記事は、外国人材の受け入れを検討している企業の経営者、採用担当者向けに誌上セミナーをしていきたいと思います。

この記事の目次

日本における外国人労働者

外国人労働者数は年々増加傾向にあり、過去5年間で約1.6倍にまで増えており、172万4328人 東京都がその内の28.8%を占めています。(厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ 令和2年10月末時点)

その中の年齢を見ると、日本に住む20代人口の約7%が外国人。
東京都に限定すると、東京に住む20代人口の約12%が外国人です。
中小企業が欲しい若い労働力の1割前後が外国人であることを考えると、外国人雇用に期待がかかるのは言うまでもありません。

次に東京都の在留資格別に見ると
永住者:26.8%
技術・人文知識・国際業務:16.7%
留学:15.5%
が上位を占めています。

この技術・人文知識・国際業務という在留資格は、就労が認められる在留資格で、活動(業務)内容が決まっていて基本的に、違う在留資格の活動(業務)に就くことはできません。

わかりやすく言うと、
日本の大学、専門学校を卒業して企業に就職したいと考えている留学生が目指す在留資格で、就労を目的とした在留資格の中で、最も一般的なものです。

中小企業の採用活動において、日本人と同じ様に新卒者を採用するのと全く同じ方たちです。
また、留学生だけではなくすでに技術・人文知識・国際業務という在留資格を持っていて、転職を希望している外国人も中途採用する日本人と全く同じと考えてください。

日本語を習う

外国人材の活用メリット

私が外国人材採用を積極的にオススメする理由をいくつかあげたいと思います。

1.高い勤労意欲


打たれ強い、ガッツがある
これは、私の肌感覚です。長年中国の方と職場を共にし、また一緒に組んで仕事をしています。日本に来る中国の方は明るく積極的な方が多いと印象です。

2.語学力があり、コミュニケーション能力も高い


積極的な方が多く、間違った表現を使うこともしばしばありますが、そこはご愛嬌。社内からもお客様からの評判も良好です。
私自身お客様から「〇さん、明るいし問い合わせしても回答が早いし、いいね」と嬉しいお褒めの言葉をいただくと本当に嬉しくなりました。

3.海外ビジネスの推進


アセアンなど海外に進出しようとしている企業や、すでに海外取引をしている企業にとっては、相手国の言語を話し文化や商慣習を理解している社員がいることは、大きなメリットになります。 実例
ミャンマーとの企業の取引をすでに始めている中小企業が、ミャンマー出身の留学生を採用し、大活躍。売り上げが数倍にもなった。
また、マレーシアは流通大手のイオンが進出、日本のメーカーにマレーシア出身の留学生をご紹介したところ大変喜んでいただけました。

外国人材採用の手段

募集については、基本的に日本人と同じですがポイントがいくつかあります。

国籍で差別しない公平性


募集の際に、外国人のみを対象にする求人は出せません。逆に外国人は応募できませんと言う内容も出せません。
応募者本人のスキルや能力を条件として求人を出します。

採用計画


外国人に限らず、採用活動にはその目的や期待する役割、業務内容、キャリア形成を具体化し、欲しい人材の洗い出しを行いましょう。
そこで洗い出した人材を明確にすることで、ミスマッチを防ぎ「自社に合った人材」に合った採用活動を行うことができます。
具体的には、求めるスキル・能力をはっきりさせる。

そこで、海外では職種別の採用(ジョブ型)が多いため、外国人は文字通り就職の意識が強い。(日本は就社)
総合職の募集ではなく、実際の業務内容を具体的に落とし込み外国人の描くキャリアを想像できるまで明確にします。

日本語レベル


よく聞く不安材料のひとつ、外国人と仕事の上でコミュニケーションできるかどうか。について説明します。

まず、日本語能力と業務遂行能力とは別物です。
日本人に置き換えると、日本人の英語力と業務遂行能力は別ですよね。
日本語能力は、在日期間とともに向上していくので採用時には語学力より素質を重視することが大切です。

ちなみに、日本語能力を測る「日本語能力試験」が広く普及しています。この試験は読解力とリスニング力がN5〜N1のレベルで判断されます。

N1:ビジネスレベル
N2:ビジネス基礎レベル
N3:日常会話レベル
N4:基本的な日本語が理解できる
N5:基本的な日本語をある程度理解できる


この試験には、スピーキング力と筆記力は判定できないので、面接で補うことが必要です。

まとめ

早いうちに、外国人材の採用を検討
外国人材を採用することで、どう自社の事業を加速させるのかを検討
いざ、採用をすることになったら準備、計画

実際に採用することとした場合、数々の不安と疑問が出てまいります。
そうした際は、行政に外国人雇用の相談窓口があります。

東京でいえば、四ツ谷にある東京外国人雇用サービスセンター
新宿にあります「新宿外国人雇用支援・指導センター
対象となる外国人の在留資格によって相談窓口が異なりますので、事前に問い合わせなさることをお勧めします。

弊事務所では、外国人材採用を得意とした社会保険労務士によるご相談も受け付けております。
SHARESのお問い合わせより、ご連絡お待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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