夏季ボーナスシーズン到来!要提出の「賞与支払届」にご注意を
労務

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早いもので今年も6月。個人的には、毎年この時期になると、1年の折り返しを迎える月がやってきたことに驚きつつも、今一度「気を引き締めて過ごしていかなくては ! 」と心を新たにするものです。

さて、6月といえば、夏季賞与の支給月となっている会社も多いかもしれませんね。その時々の世相を色濃く反映するボーナスですが、今年度の状況はどのような見通しになっているのでしょうか ?

さっそく、確認することにいたしましょう。


一人当たりの支給額の伸びは鈍化するも、総支給額は増加傾向に


2017年の夏季賞与予測については、4月13日付でみずほ総合研究所が見解を示しています。民間企業における夏のボーナスの見通しについて、公開されたレポートによると、
2017夏季ボーナス予測図
出典 :みずほ総合研究所「2017夏季ボーナス予測」


とのこと。従来、賞与といえば支給対象が“正社員のみ”に限定されるケースがほとんどでした。

しかしながら、これが非正規社員にまで対象が拡大されている背景には、「同一労働同一賃金」「人材確保への必要性」といった昨今話題となっているキーワードによる影響が垣間見られます。

日本における働き方改革は、少しずつではあるものの、着実に前進していると言えるでしょう。


賞与支払後5日以内に要提出の「賞与支払届」


さて、賞与の支払い後、忘れてはならないのが「賞与支払届」の提出です。健康保険・厚生年金保険の保険料については、通常の賃金の他、賞与に対しても支払うことになっています。「賞与支払届」によって標準賞与額が決定され、支払った賞与についての保険料額が算出されます。

参照 : 日本年金機構「従業員に賞与を支給したときの手続き」

社会保険加入時に「賞与支払予定月」を申告した場合は、支払予定月の前月に日本年金機構から事業所宛に「賞与支払届」及び「賞与支払届総括表」が届いていますので、確認してみてください。お手元にない場合には、下記よりダウンロードが可能です。

参照 : 日本年金機構「従業員に賞与を支給したときの手続き」「3.申請及び届書様式・添付書類」


賞与支払いがなくとも、届出は必要


賞与の支払いは会社業績等に大いに影響を受けるため、中には「今夏は支給無し」と決定した会社もあるかもしれません。ですが、賞与を支給しない場合にも「総括表」の提出は必要です。

参照 : 日本年金機構「健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届総括表」

「④支給・不支給」欄の「1」に○をつけて、年金事務所又は事務センター宛に郵送しましょう。賞与支払いがなかった場合には、「賞与支払届」を提出する必要はありません。


まとめ


夏季賞与の支給時期は、ちょうど労働保険年度更新や健康保険・厚生年金保険算定基礎届といった2大イベント時期と重複するため、「賞与支払届」の提出はついつい忘れられがちになります。

支払届については賞与支給とセットで処理できるよう、今一度業務マニュアルを見直されることをお勧めします。

弊事務所では、イベントごとに必要な手続きに関するチェックリストのご提供を承っております。「顧問社労士をつける必要はないが、手続き関連だけはサポートが欲しい」といったケースには、ご相談ください。何かと煩雑な事務手続きのスケジュール管理に、ぜひお役立て頂ければ幸いです。
参照 : SHARES 社会保険労務士 丸山博美のページ

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