確定申告の準備を。e-Taxとは?利用方法をご紹介します!
税務・財務

e-Taxとは国税の申告等に関する手続きについてインターネットを利用して電子的に手続きが行うことが出来るシステムです。個人、法人問わず利用することが出来ます。
利用者は年々拡大し、平成29年は36,053,724件、平成30年は37,593,780件の利用があり、平成29年から30年の間だけでも約150万件超が増加しています。ペーパーレス、キャッシュレスが支持される近年に適した手続き方法だといえます。

e-Taxを利用するメリットは、初回に準備が必要なものの、申告等が税務署の窓口が開いている時間に寄らず行えること、税務署に赴く時間や交通費、郵送料の節約になること、納税のために金融機関に赴く時間や交通費の節約になること等が挙げることが出来ます。
今回は初めてe-Taxを利用する方を対象に、その利用方法について紹介をします。

この記事の目次

1.e-Taxで出来ること

①申告

e-Taxは以下の申告を行うことが出来ます。

・所得税確定申告等
・贈与税申告
・法人税確定申告等
・消費税確定申告等
・復興特別法人税申告等
・酒税納税申告
・印紙税納税申告


②申請、届出等

e-Taxは主に以下の申請や届け出を行うことが出来ます。

・所得税関係・源泉所得税関係
・相続税・贈与税関係
・法人税関係
・復興特別法人税関係
・消費税関係
・間接諸税関係
・酒税関係
・納税証明書交付関係
・納税関係
・法定調書関係


③電子納税

電子納税は、口座振替であるダイレクト納付と、インターネットバンキング納付が選択することが出来ます。原則として国税の全税目について納付をすることが出来、インターネットバンキングでの入力方式での納付のみ対象税目が少なくなります。

④e-Tax稼働時間

インターネット上のサービスですが、365日24時間対応ではありませんので、稼働時間に注意して利用をします。
稼働時間は、確定申告期間は土日祝日を含んだ全日24時間、確定申告期以外の期間は休祝日と12月29日~1月3日を除いた月曜日から金曜日の24時間です。

2.e-Taxを利用するための事前手続き

①システムを利用するための環境を確認する

e-Taxを利用するパソコンに、インターネットが使用することが出来る環境が必要となります。パソコン本体については、CPUがPentium4以上、メモリが512MB以上、HDDが2GB以上の空きエリアがあること、画面解像度は1024×768以上を国税庁は推奨をしています。

②電子証明書の取得

電子申告等を利用するための本人確認等のために、電子証明書が必要です。電子証明書は認証機関からの取得が必要です。
電子証明書の発行機関には、公的個人認証サービス、商業登記認証局、政府共用認証局等があります。 またマイナンバーカードなど、ICカードに組み込まれた電子証明書を利用する場合は、電子証明書のほかにICカードリーダライタが必要です。

③電子申告、納税等開始届出書の提出

e-Taxのホームページ上でのオンライン又は書面にて開始届出書を、納税地等を所轄する税務署に提出を行います。

④利用者識別番号の取得

利用者識別番号とはe-Taxを利用するために割り当てられた16桁の番号です。上記の開始届出書をオンラインで提出した場合にはオンラインで通知、書面で提出した場合には利用者識別番号等の通知書が郵送されます。
オンラインで提出した場合は即時通知ですが、書面で提出した場合は利用者識別番号の通知書が到着するまでに約1週間要します。

3.個人でのe-Taxの利用

個人が国税の申告納税を行うにあたり、多くの人が該当するものは所得税の確定申告です。e-Taxでの確定申告書の作成及び提出、納付手続きについてご紹介致します。

①確定申告書を作成する

e-Tax上で確定申告書を作成することが出来ます。インターネット上のサイトに記載された手順に従い、必要事項を入力することで、確定申告書が完成します。手順に沿って自動計算がされるため、細かな税金の計算方法が不明な方でも簡単に作業をすることが出来ます。

また確定申告書が作成の出来る確定申告書作成コーナーでは所得税及び復興特別所得税の確定申告書の他に、青色申告決算書、収支内訳書、消費税及び地方消費税の確定申告書、贈与税の申告書に対応をしています。

②作成した確定申告書をe-Tax上で提出をする

上記で作成した確定申告書は作成後印刷して書面で提出することも可能ですが、e-Taxを利用して税務署にインターネット上で提出を行うと便利です。 この提出の際に、事前手続きとしてご紹介しました電子証明書と利用者識別番号が必要です。

③電子納税をする

納付書を手書きで記載し金融機関等の窓口で現金で納付することも可能ですが、e-Taxを利用して納税を行うと便利です。 電子納税の方法は口座振替であるダイレクト納付と、インターネットバンキング納付が選択することが出来ます。

ダイレクト納付はインターネット上で申告等データ又は納付情報データの提出後、e-Tax 内のメッセージボックスに格納される受信通知を確認し、今すぐに納付される方又は納付日を指定される方のいずれかを選択します。口座振替完了次第、納付手続完了後、ダイレクト納付完了通知がメッセージボックスに格納されるため、そちらを確認の上、納付を完了とします。
インターネットバンキング納付は登録方式による納付と入力方式による納付の2通りの方法があります。

登録方式では税目、納付の目的となる課税期間、申告区分、納付金額等の納付情報データを作成し、e-Taxにて提出、事前に登録します。その後e-Taxで、受信した納付情報データの基本的事項に係る内容確認を行い、納付指図時に入力する納付区分番号等を表示した受信通知がメッセージボックスに格納され、その通知を確認します。e-Taxの操作の完了次第、インターネットバンキングにて納付の指図を行います。納付手続完了後、金融機関側より領収済データがe-Taxに送信されます。

入力方式では登録方式とほぼ同様の手順ですが、事前に納付情報の登録を行わないため、インターネットバンキング等を利用して納付指図をする際に、 登録方式において使用する納付区分番号に対応する納付目的コード(を利用者の方自身で作成して、納付金額と併せて入力する必要がある点が異なります。

4.法人でのe-Taxの利用

法人が国税の申告納税を行うにあたり、多くの法人が該当するものは法人税の申告書や消費税の申告書です。法人税の申告書や消費税の申告書は個人が利用することの出来る確定申告書コーナーのような申告書作成システムの公開はありません。

法人が所有する会計ソフトや申告ソフトにより作成を行い、そのデータをe-Taxにて提出、納付を行います。 作成が別のシステムになるという点が異なりますが、提出や納税手続きはおおむね個人と相違ありません。

5.会計事務所等に申告を依頼している個人、法人のe-Taxの利用

会計事務所等に申告を依頼している場合で、電子申告を希望される場合は、会計事務所での作業となりますので、依頼先にご相談ください。会計事務所が個人、法人に替わり電子証明書を取得し、代理提出を行います。

6.まとめ

e-Taxの利用方法について簡単にご紹介致しました。インターネット上での作業ですので、実際にe-Taxのホームページをご覧になり、操作をなさると一層上記の内容が分かりやすいかと思います。

e-Taxは利用できる手続きが年々拡大をしています。また手続き方法もご紹介した方法より簡素に、便利になると今後期待がされています。最新の情報に注意しながらご利用をお願い致します。 e-Taxの利用についてご不明な点がございましたら、身近な専門家に相談されることをお勧め致します。

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