ブロガーの売上と経費とは?
税務・財務

ブロガーとはWebページ上の日記や記録であるブログを公開、運営している人をさし、それが趣味の範疇に留まらず、ブログを主な収入源としている人もいます。そして比較的新しい職業として、ブロガーが認知されてきています。 今回はブロガーの売上や経費とは、どのようなものがあるかをご紹介致します。

この記事の目次

1.ブロガーの売上

①何故ブログで売上が発生するのか?

ブログは、TVや雑誌と同じように、ひとつのメディア媒体です。TVの番組の間にCMが流されるように、メディア媒体の視聴者に目に入るように広告会社は広告を出します。ブログも同じように、ブログの閲覧者の目に留まるように、広告を出すことが出来ます。アクセス数の多い人気のブログに広告を出す程、多くの閲覧者の目に留まる可能性が高くなり、広告会社はメディア媒体の利用料としてブロガーに支払いを行い、広告を出そうとします。
このようにブログの主な売上は広告収入であり、人気のブロガーに多く広告会社が集まる傾向があります。

②アフィリエイト

アフィリエイトは広告収入の一つです。ブログで広告主の商品やサービスを紹介することで、閲覧者が商品を購入した、その商品を紹介するサイトにアクセスがあった等の成果があがった場合に広告収入を受け取ることが出来る仕組みです。
アフィリエイトとしてもっとも有名な広告はGoogle AdSense(グーグルアドセンス)です。Google AdSenseとは、自身のブログに広告を掲載し、それがクリックされることで収入を得ることが出来る、Googleが提供するブログ運営者向けの広告配信サービスです。このGoogle AdSenseを利用するためには、あらかじめブログを作成し、そのブログをGoogleの審査に提出を行い、その審査に合格することが必要です。よってGoogleが認める基準のブログを作成する必要がありますが、Googleが閲覧者の端末履歴によって最適な広告を自動で表示するため、非常にアクセスがされ易いとされています。

他にもAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトではブログでAmazonや楽天の商品購入ページと共に商品を紹介し、その紹介があった商品を閲覧者が購入した場合に、その商品価額のうちの数%が紹介料として受け取ることが出来ます。

③純広告、PR記事

純広告、PR記事とはいずれもアフィリエイトのようにGoogleやAmazon、楽天等の仲介会社を通したものではなく、広告主から直接契約を受けて広告目的のブログを作成し、広告主から直接その作成費として収入を受け取ることが出来る仕組みです。
仲介会社を通さないため、手数料等が引かれず、アフェリエイトよりも高額な収入が見込まれます。純広告、PR記事はある程度名の知れたブロガーや、専門知識があり精度の高いブログを運営するブロガーに対して依頼がある場合が多く、ブログを始めたばかりの人はアフェリエイトの収入が主です。

④ブロガー自身の商品やサービスの販売

広告収入として他者の商品の紹介で手数料を得ることの他に、自身の商品やサービスの販売をブログで行うことが出来ます。店舗を所有して商品やサービスを販売するよりも、経費が掛からず利益率が高いことが特徴です。

⑤ブログ以外の収入も?!

ブロガーの収入はブログを通じた広告収入が主ですが、ブログが書籍化される、著名なブロガーとして講演会を行う、等のブログで有名になると他の仕事によって収入が見込むことが出来ます。

2.ブロガーの経費

①経費として認められるポイント

様々な支出の中で、それが経費として認められるかは、売上を発生させるために必要なものであることが判断基準となります。ブログの作成や運営のためと、その他プライベートのための共用の支出であれば、ブログの作成や運営のために使用したと考えられる割合を算出し、按分を行います。
具体的な例を下記でご紹介致しますが、それ以外であっても、ブログの作成や運営のために支出したものであれば、経費として認められます。

②通信費、光熱費

ブログを発信するためには、最低限インターネットの出来る環境とパソコン等の電子機器を使用出来る環境が必要です。インターネットの使用料は通信費として、電気代は水道光熱費として経費に認められます。インターネットや電気代がブログのためだけに使われるものの場合は、支払額の全額を経費とすることが出来ますが、その他にも利用する場合には、ブログに使用していると考えられる割合を算出し、按分したものを経費とします。

③交際費、会議費

他のブロガーと情報交換のための会食をした場合等は交際費、直接契約をした広告主と打ち合わせをした場合等は会議費として、経費に認められます。いずれもブログの作成に必要であるといえる飲食費等に限られます。

④取材費、交通費

PR記事の作成のために取材を行なうための宿泊費、またその場所に行くための交通費は、旅費交通費として経費に認められます。これらもブログの作成に必要であるといえる旅費交通費等に限られます。

例えば観光地のPR記事の作成依頼を受けた場合、その観光するのに支出をした宿泊費、交通費、飲食費等のうち、実際に後日ブログの記事にしたものは経費として認めらますが、ブログの記事の内容とは関係のないテーマパークの利用や飲食があれば、それらは経費として認められません。

3.ブロガーが流行る理由

①ネット広告に広告会社が注目をしている

書籍の購入が本屋ではなく電子書籍へ、番組の閲覧や動画の視聴がTVではなくパソコンやスマートフォンへ、情報の収集が図書館や新聞ではなくインターネット検索へ、と人々の生活においてWebを利用する時間が様々な面で増えてきました。

そのような背景から広告会社は従来のCMや紙面広告だけではなく、ネット広告にも力を入れて、広告を目にする機会を増やそうとしてきました。 このように広告会社が時代の流れと共にネット広告を必要としたことで、ブログというメディア媒体が活かされるようになりました。

②新規参入がし易い

広告収入を目的にTV番組を作成することや、新聞を発行することは、一般の人がいきなり行おうとすると難しいものです。しかしブログであれば、比較的簡単に始めることが出来ます。最低限必要なものは、ブログを作成するパソコン等と、それをWeb上に掲載するインターネット環境であり、広告収入を目的に作成するメディア媒体としてブログは初期費用が少なく出来るものであるといえます。

③収入が自動化する

ブログは一度作成をすると、自身で削除をしない限り原則として永くWeb上に掲載がされています。検索されそのブログにアクセスがある限り、その一つ一つの記事は永く収益を生み出す可能性があります。とても有益な情報が記載されているブログであれば、そのブログの更新がされていない場合でも、多くの人がアクセスし、何のメンテナンスも無しに長年広告収入を生むこともあります。
自身がブログ作業に関わっていない間も、検索はされ収益を生み出すように、収入が自動化されます。このような状態までブログの精度や人気を高めることが出来れば、非常に手間のかからない収入源になります。

4.まとめ

流行りであり新しい職業でもあるブロガーが、ブログにより生計を立てるような収入を得るようになれば、その場合は確定申告が必要です。ブログの作成や運営は初めてすぐに多額の収入が発生するものではないため、収入に応じて徐々に確定申告の必要性を見極めると良いでしょう。

そして確定申告の必要性を見極めるためには、売上は何円あるのか、経費は何円あるのか、利益は何円なのか、という自己分析が必要です。確定申告の必要性のみならず、自身の行う活動がどれくらいの利益を生み出しているのか、継続して活動をすべきか、という判断は、売上と経費を把握しないことには判明しません。このような点から売上と経費を理解することはとても大切なことといえます。
上記の内容でご不明な点がございましたら、身近な専門家に相談されることをお勧め致します。

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