クラウド会計ソフトのうち、freeeだけが持つ最大の強みは何か?
税務・財務


クラウド会計ソフトと聞いて、多くの方がイメージするのは、マネーフォワードクラウド、弥生会計オンライン、freeeあたりでしょうか。

今回の記事では、複数あるクラウド会計ソフトのうち、freeeに焦点を当てていきます。
その理由は、㈱MM総研という調査会社が2017年に従業員300人以下の中小企業等8,851社を対象にWebアンケートを実施して取りまとめた『クラウド会計ソフトの法人導入実態調査』で、シェア№1に輝いたのがfreeeだったためです。

そこで今回は、クラウド会計の概要について、触れたのち、多くの中小企業に支持されているfreeeの最大の強みについて、現役の税理士が説明いたします。

この記事の目次

1.クラウド会計の概要

クラウド会計について、freee㈱のHPでは以下の通り説明されています。


端的に言えば、従来の会計ソフトは、会社のPCにインストールして利用するもので、クラウド会計は、ネット環境さえあればどこでも会計ソフトが利用できるというものです。実は、クラウド会計にはもう一つの特徴があります。それは、ネット上の外部情報(インターネットバンキングやクレジットカード明細等)を、クラウド会計に自動で取り込めるという点です。

2.クラウド会計freeeの最大の強み

freeeの最大の強みは、ネット上の外部情報(インターネットバンキングやクレジットカード明細等)を自動で取り込んだうえ、さらに、自動で仕訳計上することが出来るという点です(自動仕訳について特許取得済)。
したがって、freee以外のクラウド会計ソフトは、外部情報(インターネットバンキングやクレジットカード明細等)を自動で取り込むことは出来ますが、そこから先の仕訳計上は自動では無いのです。

注意したいのは、freeeの自動仕訳については、事前に設定が必要だという点です。例えば、クレジットカードで毎月のタクシー代を支払っている場合、freeeで自動仕訳を有効にするためには、初回のみタクシー代の支払いについて、これは『旅費交通費』という勘定科目だとfreeeに設定する必要があります。

この設定をすることで、2回目以降、クレジットカードでタクシー代が発生した場合には、自動で、『旅費交通費』と仕訳計上してくれるわけです。インターネットバンキングやクレジットカード明細で同じ支払いや入金が発生する会社が、freeeを導入した場合、生産性がアップすることは間違いないでしょう。

3.freeeに簿記の知識は不要という大きな勘違い

たまに、freeeは自動仕訳してくれるから簿記の知識が無くても大丈夫!!と考えていらっしゃる方がいますが、残念ながら、それは大きな間違いです。上述したように、自動仕訳を有効にするためには、初期設定で、正確な簿記の知識が必要だからです。誤った初期設定をした場合、誤った仕訳が自動で量産されることになってしまいます。

まとめ

私が、新入社員として会計事務所に務めていたころ、先輩社員から『前月と同じように仕訳計上すれば、大丈夫だから。お願いね。』と、会計資料を預かっていました。そんな私が、初めてfreeeの自動仕訳を知った時、もう前月と同じ仕訳はfreeeがやってくれる時代になったのだと感激したのを覚えています。

freeeは、経理業務の負担を大きく減少してくれる会計ソフトです。経理担当者がいる会社で、freeeを導入していない場合には、経理担当者の負担を減少させるため、是非一度、検討してみることをお勧め致します。

※関連記事:
『クラウド会計の導入に消極的な会計事務所の本音について』

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