令和2年度から拡充!スマホで確定申告出来る人とは
税務・財務


確定申告は書類の作成が難しそう、税務署に行くのは面倒である、等といったイメージから敬遠されている方も少なくありません。しかし確定申告はスマートフォンでの申告が可能であり、これを使用することで、簡単に行うことが出来ます。
今回は令和2年度から拡充されたスマートフォンでの確定申告についてご紹介致します。

この記事の目次

1.スマートフォンで確定申告が出来る人

令和2年分の所得税確定申告書等作成コーナーにおいて申告が出来る人は給与所得、雑所得及び一時所得がある人です。
申告の方法はマイナンバーカード方式とIDパスワード方式があり、いずれかの申告環境を整えることが出来れば申告を行うことが出来ます。

2.マイナンバーカード方式

マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のスマートフォンを利用して申告を行う方法です。あらかじめマイナンバーカードの取得とスマートフォンの対応環境を確認することが必要です。

対応をしているスマートフォン環境は、AndroidではOSが8.0、8.1、9.0、10.0、11.0のいずれかであり、GoogleChrome86、Adobe Acrobat Reader DCが使用出来るものです。iosではOSが12.4、13.7、14.1のいずれかであり、safari12.0、13.0、14.0のいずれかと、safari PDF Readerが使用できるものです。

またマイナンバーカードの読み取り機能が必要であり、Androidでは246機種、iosでは16機種が使用可能です。読み取り機能に対応している具体的な機種名は下記マイナポータルのサイトをご参照ください。

※参考:マイナポータル ※関連記事:『確定申告が楽になる!マイナポータルの活用で変わります』

3.IDパスワード方式

IDパスワード方式とは、IDパスワード方式の届出完了通知に記載されているIDパスワードを利用して、提出を行う方法です。あらかじめIDパスワード方式の届出完了通知の取得とスマートフォンの対応環境を確認することが必要です。

IDパスワード方式におけるIDやパスワードは、税務署の職員と対面して発行を受ける必要があります。発行の際には、運転免許証等の本人確認書類を持参の上、税務署に赴くようにします。

対応をしているスマートフォン環境は上記マイナンバーカード方式と同様のAndroidではOSが8.0、8.1、9.0、10.0、11.0のいずれかであり、GoogleChrome86、Adobe Acrobat Reader DCが使用出来るものです。iosではOSが12.4、13.7、14.1のいずれかであり、safari12.0、13.0、14.0のいずれかと、safari PDF Readerが使用できるものです。

マイナンバーカード方式のようにマイナンバーカードの読み取りは必要無いため、読み取り機能を有している機種に該当をするかの確認は必要ありません。

4.令和元年分確定申告との変更点

令和元年分のスマートフォンを利用した確定申告では、マイナンバー方式での申告を行うにあたり複数のアプリをインストールする必要がありましたが、令和2年分よりAndroid端末でもiPhone端末でも、マイナポータルAPのインストールのみで申告が可能となりました。

また令和元年以前のスマートフォンを利用した確定申告では、利用可能対象者が給与所得のみの人、所得控除は医療費控除と寄附金控除のみの適用等の申告することが出来る内容に制限がありましたが、これらの制限が緩和され、多くの人が利用することが出来る状況になっています。

5.まとめ

スマートフォンでの確定申告についてご紹介致しました。スマートフォンでの確定申告をすることが出来る人の対象者の増加、利用環境の改善により、従来よりも気軽に確定申告を行うことが出来るようになりました。

これにより確定申告を行う義務は無いが申告を行うことで税金が還付される人のうち、確定申告手続きを行うことが面倒だ、難しくて出来ないと感じて還付を受けなかった人も、還付を受けやすくなります。また還付を受けるために確定申告が必要であることに、ふるさと納税等の寄付を行うことをためらっていた人にも朗報でしょう。

上記の内容や確定申告についてご不明な点がございましたら、身近な専門家に相談されることをお勧め致します。

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