事業再構築補助金の申請は電子申請のみ受け付けており、GビズIDプライムの取得を行い、GビズIDのサイト上で必要事項を入力及び資料の添付が必要です。
今回は事業再構築補助金の申請のためにGビズIDへの添付が求められる資料についてご紹介致します。
1.添付資料
事業再構築補助金の申請のためには、必要事項の入力と、下記の資料の添付が必要です。
①事業計画書
認定経営革新等支援機関、金融機関と共同で作成をした事業計画書を添付します。
②認定経営革新等支援機関、金融機関による確認書
上記の事業計画書が認定経営革新等支援機関、金融機関と共同で作成し、認定経支援機関、金融機関の確認を受けたことを証明する書類を添付します。
③新型コロナウイルス感染症の蔓延以前に比べて売上高が減少したことを示す書類
確定申告書別表一や売上台帳等の、売上高が減少し事業再構築補助金の申請要件を満たしていることを示す書類を添付します。
④決算書等
1期分の決算書類を添付します。決算書類が添付をすることが出来ない場合は、事業計画書及び収支予算書等を添付します。
⑤経済産業省ミラサポplusにより作成した活動レポート
経済産業省ミラサポplusとは経済産業省が提供する中小企業向け補助金の支援サイトです。このサイト内で作成した事業財務情報を添付します。
⑥海外事業の準備状況を示す書類(卒業枠、グローバルV字回復枠での申請者のみ)
卒業枠やグローバルV字回復枠で申請を行うためには、海外事業の展開が申請要件のひとつとなります。そのため海外直接投資を行う場合は海外子会社等の事業概要、財務諸表、株主構成が分かる資料、海外市場開拓の場合は海外市場の具体的な想定顧客が分かる資料、インバウンド市場開拓を行う場合はインバウンド市場の具体的な想定顧客が分かる資料、海外事業者との共同事業を行う場合は共同研究契約書又は業務提携契約書を添付します。
⑦労働者名簿(緊急事態宣言特別枠での申請者のみ)
緊急事態宣言特別枠で申請をする場合、受け取ることの補助金額が従業員数で異なります。そのため労働者名簿の写しを添付します。
⑧2021年の国による緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出、移動の自粛等による影響を受けたことにより、2021年1月から3月のいずれかの月の売上高が対前年同月比で 30%以上減少していることを証明する書類(緊急事態宣言特別枠での申請者のみ)
緊急事態宣言特別枠で申請を行うためには、緊急事態宣言の影響があったことが申請要件のひとつとなります。そのため売上の減少が緊急事態宣言の影響であることを示す書類を添付します。
2.添付方法
GビズIDの申請フォームに資料を添付する場合は、PDFによって添付をします。Word、Excel、PowerPointで作成をした資料は、そのファイルを開き保存をする際にファイルの種類をPDFと選択をすることで、PDF形式の資料にすることが出来ます。経済産業省ミラサポplusにより作成した活動レポート等、サイト内の情報は、そのサイトページの印刷方法をPDFと選択することで、PDF形式の資料にすることが出来ます。
申請フォームの添付で推奨されるPDFの環境はバージョン1.7、Adobe製品です。事業再構築補助金の公式サイトでも資料はPDF形式で公開されているため、利用しているパソコンにPDF閲覧環境が無い場合は、事前のインストールが必要です。
3.まとめ
上記のように、事業再構築補助金の申請のためには添付資料が必要です。申請フォームの操作を行う前に、事前に準備をし、申請作業をスムーズに行えるようにしましょう。
ご不明な点がございましたら認定経営革新等支援機関、金融機関をはじめとする身近な専門家に相談されることをお勧め致します。
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